5分で解ける!ヴェルサイユ体制とワシントン体制(第1問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
問題(1)
空欄A。
第一次世界大戦 の戦後処理のため 戦勝国によって開催された会議 といえば?
正解は パリ講和 会議です。
空欄B。
アメリカの ウィルソン大統領 が大戦中に発表したものは?
正解は 十四カ条の平和原則 です。
省略して「十四カ条」と呼ぶこともあります。
空欄C。
パリ講和会議に参加した、当時の フランスの首相 といえば?
正解は クレマンソー です。
ウィルソンは十四カ条に基づく国際秩序形勢を求めましたが、イギリスのロイド=ジョージやフランスのクレマンソーはドイツへの徹底的な復讐を主張しました。
問題(2)
空欄A。
ヴェルサイユ条約により、ドイツが ロレーヌ と共にフランスに割譲した場所は?
正解は アルザス です。
アルザス・ロレーヌは地下資源が豊富で、古くからドイツ・フランスの係争地となっていました。
空欄B。
ヴェルサイユ条約によって 非武装化 された地域といえば?
正解は ラインラント です。
独仏の国境に位置するラインラントは「非武装地帯」となり、ドイツの軍隊をおくことは禁止されました。
問題(3)
空欄A。
アメリカ の大統領が東アジア・太平洋問題や健艦競争の抑制を討議するために開いた会議といえば?
正解は ワシントン 会議です。
空欄B。
ワシントン会議で締結され、太平洋地域の現状維持や 日英同盟の解消 が決定した条約といえば?
正解は 四カ国 条約です。
四カ国条約は 太平洋 地域について、 九カ国条約 は 中国 について取り決めた条約です。混同しないように気を付けてください。
問題(4)
空欄A。
ラインラントの非武装化などを確認し、翌年ドイツが 国際連盟に加入 することになった条約は?
正解は ロカルノ 条約です。
空欄B。
アメリカの国務長官とフランス外相 ブリアン の提唱、という記述がヒント。
正解は ケロッグ です。
空欄C。
ケロッグ・ブリアンの提唱に基づき成立した、国際紛争解決の手段としての 戦争放棄 を誓う条約といえば?
正解は 不戦条約 です。
不戦条約の「国際紛争の解決は武力によらない」という条文やその精神は、第二次世界大戦後に制定された 日本国憲法 にも影響を与えています。
問題(5)
空欄A。
第一次世界大戦で敗北した オスマン帝国 が連合国と締結した条約は?
正解は セーヴル 条約です。
領土の大幅な削減や軍備縮小・治外法権などが規定されました。
空欄BとC。
第一次世界大戦後、旧オスマン帝国領は イギリス・フランスの委任統治下におかれることになりました。 フランスの委任統治領となったのは シリア ・レバノン、イギリスの委任統治領となったのはヨルダン・パレスチナ・ イラク です。
空欄には シリア と イラク が入ります。
統治にあたり、イギリス・フランスは民族や宗派に関係なく国境線を決定しました。そのためこの地域は現在でも情勢が不安定です。
ヴェルサイユ体制とワシントン体制の問題
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第36章「ヴェルサイユ体制とワシントン体制」の確認テストです。
この章で学んだ内容を、問題を解いて確認しましょう。