高校世界史B
5分で解ける!敗戦国ドイツの復興に関する問題
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練習の解説授業
第一次世界大戦後のドイツ国内の混乱!
第一次世界大戦末期、キール軍港の水平反乱をきっかけに、各地で レーテ(評議会) が成立しました。革命の動きは全国へ広がり、皇帝ヴィルヘルム2世は亡命。 ドイツ共和国 が成立しました。
大戦中のドイツでは、社会主義革命を目指す スパルタクス団 が結成されました。スパルタクス団は武装蜂起を行いましたが、軍部によって鎮圧されました。
1919年には ヴァイマル国民議会 が開催され、多数を占める社会民主党の中から エーベルト が大統領に選出されました。また、当時 世界でもっとも民主的 と称えられた ヴァイマル憲法 が制定されました。
ヴァイマル憲法の名を冠し、ドイツは ヴァイマル共和国 と呼ばれるようになったのです。
世界でもっとも民主的な国が抱えたトラブル!
ヴァイマル共和国(ドイツ)は、第一次世界大戦の 賠償問題 に悩まされていました。
賠償問題を理由にフランスが ルール占領 を行うと、ドイツはこれに抵抗し、結果的に激しい インフレーション がすすみました。物価は高騰し、紙幣の価値は暴落して紙切れ同然になってしまったのです。
そんな中、首相に就任した シュトレーゼマン は大連合内閣を組織し、インフレ収束に乗り出しました。新通貨 レンテンマルク を発行することで、見事インフレ解消に成功したのです。
シュトレーゼマンは内閣を解散すると、ヴァイマル共和国第2代大統領 ヒンデンブルク のもとで外務大臣を務め、 協調外交 を展開しました。
彼の尽力により、ドイツの国際的地位は向上していくことになりました。
第一次世界大戦後の欧米諸国の練習
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今回は敗戦国ドイツの復興について学習しました。
内容を確認していきましょう。