高校世界史B
5分で解ける!ファシズムの台頭に関する問題
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練習の解説授業
戦勝国なのに混乱するイタリア
第一次世界大戦後、イタリア人が多く暮らす フィウメ はユーゴスラヴィア領となりました。「未回収のイタリア」問題が満足に解決されなかったことで、イタリアはヴェルサイユ体制への不満を強めました。
戦後のイタリアではインフレーションがすすみ、これに反発する北イタリアの労働者たちは ストライキ を行いました。ただしこの動きは政府により鎮圧されてしまいました。
当時、政権を握っていたのは 社会党 という政党でした。社会主義の政党がストライキを弾圧したことは、労働者たちの不満を強める結果となりました。
ムッソリーニの一党独裁体制の確立!
ムッソリーニは ファシスト党 を結成すると、反社会主義を掲げて資本家・地主から支持を集め、経済統制を掲げて貧困層からも支持を集めました。一方で国民の言論を統制し、独裁体制を築きました。この体制を ファシズム(全体主義) といいます。
ムッソリーニは ローマ進軍 を行い、国王からの支持を得て首相に就任しました。その後 フィウメを併合 し、国民からの支持を集めました。
国民からの絶大な支持を背景に、ファシスト党の一党独裁体制が確立すると、ムッソリーニはバルカン半島に位置する アルバニア を保護国化し、内外に「強いイタリア」をアピールしました。
1929年には ラテラン条約 を締結し、19世紀のイタリア統一以来対立していたローマ教皇庁と和解しました。ちなみにこの条約によって ヴァチカン市国 の成立が承認されました。
第一次世界大戦後の欧米諸国の練習
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今回はファシズムの台頭について学習しました。
内容を確認していきましょう。