5分で解ける!第一次世界大戦後の欧米諸国(第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
問題(1)
ただ、労働党は単独で政権を握ったわけではありません。自由党と結んで連立政権を発足したのです。結局両党は対立し、マクドナルド内閣は短命に終わってしまいました。
問題(2)
ドイツ共産党の母体である スパルタクス団 、その指導者といえば?
正解は ①ローザ=ルクセンブルク です。
ローザはポーランド出身の女性革命家です。同じく革命家の カール=リープクネヒト とともに、スパルタクス団の中心的な指導者として活動しました。
② エーベルト は ヴァイマル共和国の初代大統領 に選出された人物です。
③ シュトレーゼマン は、ルール占領に端を発するインフレを、新紙幣 レンテンマルク を発行することで収束した人物です。
④ ヒンデンブルク はエーベルトの次にヴァイマル共和国の大統領となった人物です。先ほどのシュトレーゼマンは、インフレ収束後、ヒンデンブルクのもとで外務大臣となり協調外交を展開しました。
問題(3)
大戦後、イギリスは 自治領に本国と同等の地位を与えました。 これを法的に規定した「憲章」といえば?
正解は ウェストミンスター憲章 です。
問題(4)
① 第1次五カ年計画 は、スターリンが指導した経済政策の1つです。重工業に特化した工業化と、農業の機械化・集団化が目指されました。 コルホーズ (集団農場)と ソフホーズ (国営農場)が建設されたことも、合わせて覚えておきましょう。
② アルバニアを保護国化 したのはイタリアの ムッソリーニ です。スターリンではありませんので、この文章は誤り。正解は ② となります。
③レーニンの死後、スターリンは トロツキー と争って勝利し、彼を国外へ追放しました。ちなみにトロツキーは亡命先で暗殺されてしまいました。
④スターリンは 反対派を粛清 し、独裁体制を強めていきました。
問題(5)
①この文章は問題ありません。
1920年代のアメリカは保守化傾向を強め、 移民法 を制定してアジア系移民を全面禁止しました。当時は 日本人 の移民が多かったことから、この法律は 排日移民法 とも呼ばれています。
②この文章も問題ありません。
民主党の ウィルソン大統領 は、条約に調印し、自らが提唱した 国際連盟 に加入しようと考えていました。しかし、共和党が優勢な上院の反発があり、結局アメリカは調印を拒否したのです。ちなみにヴェルサイユ条約は1919年に締結されています。
③ 債権国から債務国 になった、この文章は誤りです。
正解は ③ となります。
大戦中、アメリカは連合国に武器を輸出し、戦争資金を貸与しました。その結果アメリカは 債務国から債権国 となったのです。他国から借りているお金の方が、貸しているお金よりも多い国を 債務国 、その反対で貸している金額の方が多い国を 債権国 といいます。
④この文章は問題ありません。
ウィルソン大統領の民主党政権のもとで、 禁酒法 が制定されています。
第一次世界大戦後の欧米諸国の問題
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1920年代、イギリスで始めて労働党内閣が発足しました。この時首相となった人物は?
正解は マクドナルド です。