高校世界史B
5分でわかる!無力なオスマン帝国を滅ぼせ!
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この動画の要点まとめ
ポイント
無力なオスマン帝国を滅ぼせ!
これでわかる!
ポイントの解説授業
ポイントの1つ目は、「トルコ革命の始まり」です。
今回は、第1次大戦で敗北した後のオスマン帝国の動向を勉強していきます。敗戦後の領土や政治の状況に注目しましょう。
敗戦直後の国内状況
第一次世界大戦において、オスマン帝国はドイツ・オーストリアなどの同盟国側について参戦しました。激しい戦闘が続く中、同盟国側は次第に劣勢となり、オスマン帝国も1918年に休戦協定を結んで降服しました。
しかし、ここで事件が起こります。1919年に ギリシア 軍が イズミル という地域に侵入し、これを占領したのです。1920年には セーヴル条約 が結ばれ、主権・軍備の制限や治外法権など、オスマン帝国にとって不利な内容が規定されました。
トルコ人のための新しい国を作ろう!
ギリシア軍のイズミル侵入。不平等なセーヴル条約の締結。こうした事態を受け、オスマン帝国では国民による大規模な抵抗運動が発生しました。その指導者を ムスタファ=ケマル(ケマル=パシャ) といいます。
次の地図を見てください。斜線部分が当時のオスマン帝国領です。
旧領土の多くが英仏の管理下におかれ、イズミルはギリシアに占拠されている。かつての大規模な領土は見る影もありません。
ムスタファ=ケマルは アンカラ に 臨時政府 を建てると、ギリシア軍と戦ってこれを追い出すことに成功しました。この後オスマン帝国(トルコ)では、彼を中心とする新しい国作りが始まります。
戦間期のアジア諸地域の5回目。
今回は、「トルコ革命」について学習します。