今回はトルコ革命について学習しました。
内容を確認していきましょう。

第一次世界大戦で敗戦国となったオスマン帝国は、連合国と セーヴル条約 を締結し、領土の大幅削減や主権の制限など、厳しい内容を突きつけられました。

これに反発した ムスタファ＝ケマル（ケマル＝パシャ） は臨時政府を樹立すると、侵入ギリシア軍をイズミルから追い出して名声を高め、近代国家建設に向けて改革を行いました。

ムスタファ＝ケマルは1922年に スルタン制 を廃止し、オスマン帝国は滅亡しました。その後セーヴル条約に代わる講和条約として ローザンヌ条約 を連合国と結び、イズミル回復や軍備制限・治外法権の撤廃を達成しました。1923年にはアンカラを首都とする トルコ共和国 の成立を宣言し、初代大統領に就任しました。

ケマルは カリフ制を廃止 して政教分離を進めると、女性解放や文字改革など、様々な近代化政策を進めました。そんな彼に対し、議会は「 アタテュルク 」の尊称を与えました。