高校世界史B
5分で解ける!ナチス=ドイツの動向に関する問題
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練習の解説授業
ナショナリズムを利用した政治
ナチス=ドイツは、効果的な経済政策と、ナショナリズムを利用した政治によって国民の支持を得ていました。
例えば、ドイツとオーストリアを結ぶ アウトバーン 建設を行うことで、大量の失業者に仕事を与えました。また、軍需産業に特化した 四カ年計画 において、兵器工場などを拡大して雇用を生み出し、多くの失業者を救済しました。
また、ナチス=ドイツは、ドイツ人の仲間意識を強める一方、ユダヤ人を徹底的に迫害しました。ポーランド南部に現存する アウシュヴィッツ 強制収容所は、悲惨な歴史を伝える「負の遺産」としてユネスコに登録されています。
ヴェルサイユ体制の打破!軍備を拡大するドイツ
ナチス=ドイツは1933年10月、大国間の軍備不平等を不服として国際連盟を脱退。その後、住民投票によって ザール を編入しました。
1935年3月には徴兵制の復活を宣言し( 再軍備宣言 )、軍備制限を規定したヴェルサイユ条約の内容を真っ向から否定しました。
ドイツを警戒したフランスは、ソ連に接近し 仏ソ相互援助条約 を締結。一方イギリスはソ連を警戒し 英独海軍協定 を締結。ドイツの再軍備を事実上容認しました。
その後ドイツは ラインラント の非武装地帯に軍隊を進駐させ、ヴェルサイユ条約・ロカルノ条約を破棄しました。この後もドイツの暴走は止まらず、第二次世界大戦へと突き進んでいくことになります。
世界恐慌とファシズム諸国の侵略の練習
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今回は、ナチス=ドイツの動向について学習しました。
内容を確認していきましょう。