5分で解ける!冷戦の激化と西欧・日本の経済復興(第3問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
問題(1)
②朝鮮戦争で派遣された国連軍は 米軍主体 でした。ソ連はこのときアメリカとの関係が悪化し、安保理をボイコットしています。ソ連は国連軍を派遣していません。
③米国主体の国連軍が韓国を支援する一方、中華人民共和国の 義勇軍 が北朝鮮を支援。戦争は膠着状態となりました。この文章は正しいので、正解は ③ となります。
④朝鮮休戦協定が締結された場所は、ソウルではなく 板門店 です。さらに暫定軍事境界線は、北緯17度線ではなく 北緯38度線 です。
問題(2)
①核開発に成功した順番は アメリカ→ソ連→イギリス です。世界で最初にアメリカが成功し、それを追いかけるようにソ連が核開発に成功しました。この文章は誤りなので、正解は ① となります。
②中国の核実験の後、インドも核実験を行いました。アメリカ、ソ連、イギリス、フランス、中国、インド、そして20世紀末にはパキスタン、21世紀には北朝鮮が核開発を行っています。
③アメリカのビキニ水爆実験で 第五福竜丸事件 が起きました。日本のマグロ漁船が被ばくした事件です。
④科学者による核兵器禁止運動の1つとして パグウォッシュ会議 があります。この会議は ラッセル=アインシュタイン宣言 に基づいてカナダで開催されました。
この章の前半では 冷戦が激化する様子 を学習しました。冷戦の影響はアジアにも及び、1950年には米ソの代理戦争とも言われる 朝鮮戦争 が勃発。アメリカは韓国を、ソ連は北朝鮮を支援しました。
冷戦対立が進む中で各国は 核開発 を進めました。一方、核兵器の威力を恐れる人々は、核廃絶を訴える運動を展開し、科学者たちは国際会議を開催しました。
この章の後半では 冷戦の対立緩和 を学習しました。ヨーロッパでは、戦後復興を果たした国々が米ソから距離を置き、経済統合を進めていくようになりました。ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体(ECSC)やヨーロッパ原子力共同体(EURATOM)など、様々な組織が結成されましたね。
最後の授業では 米ソの歩み寄り と 日本の経済復興 を学習しました。ソ連の指導者フルシチョフの時代にどんな出来事があったのか、しっかり覚えておきましょう。
冷戦の激化と西欧・日本の経済復興の問題
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①朝鮮民主主義人民共和国の首相は李承晩ではなく 金日成 です。李承晩は 大韓民国の初代大統領 でしたね。