高校世界史B
5分でわかる!アフリカが直面する問題
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この動画の要点まとめ
ポイント
アフリカが直面する問題
これでわかる!
ポイントの解説授業
発展途上国としての苦悩
ポイント1では、アルジェリアやコンゴといった国が、独立に際し困難を経験したことを紹介しました。ただし、このように一部の国が抱えた問題とは別に「アフリカ全体」に関わる大きな問題があったのです。
アフリカの国々は植民地時代に、豊富な地下資源などをヨーロッパ諸国に搾取され続けていました。だからこそ、独立を果たしたアフリカ諸国は 発展途上国 として厳しい経済状況におかれることになったのです。
こうした国々を支援するため、国際連合は 国連貿易開発会議(UNCTAD) を設立しました。国際協力を推進し、発展途上国の開発を支援する組織です。
南北問題と南南問題
第二次世界大戦後、アフリカをはじめとする発展途上国と、欧米諸国など先進国との格差は広がっていきました。これを 南北問題 といいます。
アメリカ・ヨーロッパ・日本といった先進国が 北半球 に集中する一方、アフリカ・ラテンアメリカ・東南アジアなどの発展途上国が 南半球 に集中していることから「南北」問題と呼ばれているのです。
さらには近年、発展途上国の多い南半球のなかでも、地下資源保有量の違いなどから経済格差が生じるようになりました。これを 南南問題 といいます。
アフリカ諸国は独立を果たしたものの、発展途上国として様々な問題を抱えました。また、南北問題・南南問題が世界的な課題となっていることもおさえておきましょう。
ポイントの2つ目は「独立後のアフリカが抱えた問題」です。
独立を果たしたアフリカ諸国は、いったいどんな問題を抱えたのでしょうか?