今回はアフリカ諸国の独立について学習しました。
内容を確認していきましょう。

アラブ=アフリカでは、第二次世界大戦中からエチオピア帝国が独立を回復していました。そして、戦後最初に独立を果たした国は リビア でした。その後スーダン・モロッコ・チュニジアが独立しました。

アラブ=アフリカの中でも アルジェリア は、旧宗主国フランスとの間で アルジェリア戦争 を戦うことになりました。最終的にはド＝ゴール大統領が独立を承認し、アルジェリアも独立を果たしました。

ブラック=アフリカで最初に独立を果たしたのはガーナで、初代大統領は エンクルマ という人物でした。さらに1960年には17カ国が次々と独立し、この年は アフリカの年 と呼ばれました。独立した国々は アフリカ統一機構 （OAU）を結成し、協力体制を築きました。

ただし、ブラック=アフリカの中でも コンゴ のように、ベルギーの介入で内乱が発生した国もありました。

独立を果たしたアフリカ諸国は 発展途上国 としての苦悩を抱えることになりました。そこで国際連合は 国連貿易開発会議 （UNCTAD）を設立し、発展途上国の開発を支援しました。

発展途上国と先進国の経済格差をめぐる問題は、世界的に 南北問題 として課題になっています。近年では、途上国の間でも経済格差が広がる 南南問題 も発生しています。