高校世界史B
5分で解ける!ラテンアメリカ諸国とキューバ革命に関する問題
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の問題と解説
練習
一緒に解いてみよう
下のカッコ内に入る語句を答えよう
解説
これでわかる!
練習の解説授業
アメリカ大陸の支配者は合衆国!
第二次世界大戦後、アメリカは アメリカ州機構(OAS) を結成するなど、ラテンアメリカ諸国への干渉を強めました。ソ連との対立が続く中、近隣諸国が社会主義国化するのを防ぐためです。
ただし アルゼンチン のペロン大統領やブラジルのヴァルガス大統領は、外国資本や資源の国有化といった政策を実施し、アメリカから距離をおく外交を展開しました。
チリでは1970年、国民の選挙によって アジェンデ が大統領となり、社会主義政権が誕生しました。しかし、これを警戒したアメリカがチリの軍部をそそのかし、軍部クーデタが勃発。アジェンデは死に追いやられました。
世界を震撼させた重大事件!
戦後のキューバでは バティスタ 親米独裁政権が成立していました。彼はアメリカを後ろ盾に独裁政治を行ったため、国民の間では不満が高まっていきました。
そうした不満を背景に、1959年、カストロとゲバラを指導者として キューバ革命 が起こりました。彼らはバティスタ政権を打倒し、カストロがキューバの指導者となりました。
親米政権を倒されたアメリカは、キューバとの国交断絶を宣言。これに対しカストロは 社会主義宣言 を行い、ソ連に接近しました。
1962年には、キューバでミサイル基地の建設が進んでいることが発覚。アメリカのケネディ大統領は海上封鎖を実施し、アメリカとソ連の間に緊張が走りました。これを キューバ危機 といいます。
核戦争の危機が現実のものとなり、世界中が恐怖に包まれました。しかし、最終的にはソ連のフルシチョフが譲歩し、ミサイル基地は撤去されました。
第三勢力の台頭と米ソの歩み寄りの練習
高校世界史Bの問題
- 先史時代
- 古代オリエント
- ギリシア世界
- ローマ世界
- インドの古典文明
- 東南アジア前近代史
- 中国の古典文明
- 中国の分裂・混乱期(魏晋南北朝)
- 東アジア文明圏の形成(隋・唐)
- イスラーム世界
- 中世ヨーロッパ世界の成立
- 中世ヨーロッパ世界の展開
- 中世ヨーロッパ世界の各国史
- 東アジア世界の展開
- 明・清の時代
- 中国周辺地域史
- イスラーム世界の繁栄
- ルネサンスと大航海時代
- 宗教改革
- 主権国家体制と西欧絶対王政
- 東欧絶対王政
- イギリスの市民革命
- アメリカ世界の成立
- フランス革命とナポレオン
- ウィーン体制の成立と崩壊
- 19世紀の欧米諸国(1) 英・仏・伊・独
- 19世紀の欧米諸国(2) 露・米
- 19世紀の欧米諸国(3) 19世紀の欧米文化
- 中国と朝鮮の植民地化
- アジア諸地域の植民地化
- 帝国主義の時代
- 世界分割と列強の対立
- 帝国主義と東アジア
- 帝国主義とアジアの民族運動
- 第一次世界大戦とロシア革命
- ヴェルサイユ体制とワシントン体制
- 第一次世界大戦後の欧米諸国
- 戦間期のアジア諸地域
- 世界恐慌とファシズム諸国の侵略
- 第二次世界大戦と戦後秩序の形成
- 米ソ冷戦の時代
- 冷戦の激化と西欧・日本の経済復興
- 自立を強める東アジア
- アジア諸地域の紛争
- 経済危機と冷戦の終結
- 現代文明と各地の紛争
今回はラテンアメリカ諸国とキューバ革命について学習しました。
内容を確認していきましょう。