高校世界史B
5分で解ける!米ソ両大国の動揺に関する問題
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練習の解説授業
キューバ危機以降のアメリカ大統領の政策
戦後のアメリカでは、トルーマン、アイゼンハワーに続き ケネディ が大統領に就任しました。彼はキューバ危機の翌年、ソ連・イギリスとともに部分的核実験禁止条約(PTBT)を締結し、核実験に歯止めをかけようとしました。
国内では ニューフロンティア 政策を掲げ、教育や住宅建設など幅広い改革に着手しました。また、ケネディの時代には キング牧師 らによる黒人解放運動(公民権運動)が高まりを見せました。
1963年にケネディが暗殺されると、副大統領だった ジョンソン が大統領に就任。彼はケネディの遺志を継いで「偉大な社会」計画を掲げ、差別と貧困のないアメリカを目指しました。
ジョンソンは 公民権法 を制定し、選挙や公共施設の利用における様々な差別を禁止しました。一方、外交面では ベトナム への軍事介入を行いました。
ベトナム戦争の戦費は財政を圧迫し、やがて反戦運動が国内外で行われるようになりました。反戦運動は国内の黒人解放運動とも結びつき、ジョンソン政権を批判する声が高まりました。
このようにキューバ危機以降のアメリカは、経済・政治・外交など様々な面で問題を抱えることになったのです。
ソ連陣営はガタガタ!?
ソ連では1964年、フルシチョフに代わって ブレジネフ が書記長になりました。彼はアメリカと協調して 軍縮交渉 を行う一方、アフガニスタンへ軍事介入してアメリカと対立を深めました。
東欧諸国の中には、そんなソ連に対し距離を取ろうとする国が現れました。ルーマニアの チャウシェスク 政権は対ソ独自外交を展開し、チェコスロヴァキアでは プラハの春 と呼ばれる民主化運動が起こったのです。
プラハの春はソ連の軍事介入を受けて鎮圧されましたが、ソ連陣営はガタガタになっていきました。
第三勢力の台頭と米ソの歩み寄りの練習
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今回は米ソ両大国の動揺について学習しました。
内容を確認していきましょう。