高校世界史B
5分でわかる!欧州各地で進む民主化
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この動画の要点まとめ
ポイント
欧州各地で進む民主化
これでわかる!
ポイントの解説授業
スペインの民主化
1975年、スペインでは独裁者の フランコ が死亡しました。みなさん、このフランコという人物を覚えていますか?彼は戦前の スペイン内戦 でアサーニャ人民戦線内閣への反乱を起こし、政権を獲得した人物です。
戦後のスペインでは、しばらくフランコの独裁が続きました。その後、1975年に彼が死去すると ブルボン朝 が復活し、王政が再開されました。
王政のもと、国民投票により 新憲法 が制定されるなど、スペインでは民主化が進展しました。ちなみにスペインでは現在も、ブルボン朝の王が在位しています。
ポルトガルの民主化
スペインと同じく、ポルトガルでも独裁者の死をきっかけに民主化が進みました。軍部による無血クーデタにより、独裁政権が打倒されたのです。この動きは 「リスボンの春」 と呼ばれています。
ギリシアの民主化
ギリシアでは戦後に 王政が復活 しましたが、軍部クーデタが起こって王政が廃止され、軍部独裁政権が発足しました。しかし、その後新憲法が採択され、1970年代に 民主制が復活 することになりました。
このように、ヨーロッパ各地で民主化が進み、国民の意見が政治に反映されるようになりました。民主化が進んだことは、東西冷戦の緩和にもつながりました。
ポイントの2つ目は「ヨーロッパ諸国の民主化」です。
第二次世界大戦後、ヨーロッパ各地で 民主化 の傾向が見られました。
その様子を スペイン・ポルトガル・ギリシア の3国に注目して勉強していきます。