5分で解ける!第三勢力の台頭と米ソの歩み寄り(第3問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
解説
問題(1)
② 公民権法 は、人種や国籍などに基づく様々な差別を禁止した法律です。この法律は ジョンソン 大統領の時に制定されました。ここは間違えやすいポイントなので注意してください。ケネディ政権下で準備は進められていましたが、実際に公民権法が制定されたのはジョンソン政権の時です!
③北ベトナムへの爆撃も ジョンソン の時代に行われました。ケネディではないので注意しましょう。①~③まですべて間違いなので、消去法で正解は ④ となります。
④ケネディは ニューフロンティア政策 を掲げ、教育・高速道路建設・住宅建設・社会福祉など、様々な範囲におよぶ改革に着手しました。
最後にもう1度言いますが、ケネディとジョンソンの事績は本当に混同しやすいので、両者を区別してしっかり覚えておきましょう。
問題(2)
①インド首相のネルーと、中国首相の周恩来は会談を行い 平和五原則 を発表しました。この文章は問題ありません。
②第1回アジア=アフリカ会議は、インドのデリーではなく インドネシアのバンドン で開催されました。開催地の名前をとって バンドン会議 とも呼ばれている、と授業で説明しましたね。この文章は誤りなので、正解は ② となります。
③第1回アジア=アフリカ会議(バンドン会議)では、平和五原則をもとに 平和十原則 が発表されました。
④ ベオグラード では 第1回非同盟諸国首脳会議 が開催されました。
この章では、アメリカを中心とする資本主義陣営にも、ソ連を中心とする社会主義陣営にも味方せず、両方と距離をおく 第三勢力 が登場しました。その中心となったのは、戦後に植民地支配から脱したアジア、アフリカ、そしてラテンアメリカの国々でしたね。
第三勢力は、一国一国の力は小さくても 結集することで 国際社会における影響力を強めていきました。ネルー・周恩来会談やバンドン会議、非同盟諸国首脳会議など、重要な会議・会談の名前をしっかり覚えておきましょう。
また、会議の名前だけではなく、その内容も大切です。ネルー・周恩来会談では 平和五原則 が、バンドン会議では 平和十原則 が発表されました。どの会議で何が発表されたのか、混同しないように覚えてあげましょう。
第三勢力の台頭と米ソの歩み寄りの問題
高校世界史Bの問題
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①ケネディ大統領の時代には キューバ危機 が発生し、その後アメリカとソ連・イギリスの間で 部分的核実験禁止条約 (PTBT)が締結されました。選択肢は「破棄」となっているので誤りです。