高校世界史B
5分で解ける!激動の中華人民共和国に関する問題
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練習の解説授業
毛沢東の暴走!
中華人民共和国を建国した毛沢東は 中ソ友好同盟相互援助条約 を締結し、同じ社会主義国であるソ連に接近しました。しかし、ソ連の書記長フルシチョフがスターリン批判を行い、また平和共存政策を打ち出したことで、毛沢東はソ連への反発を強めました。
中国とソ連の関係は悪化し、キューバ危機以降は互いを名指して批判するようになりました。このような中国とソ連の対立を 中ソ論争(中ソ対立) といいます。
また、毛沢東の時代には チベット反乱 が発生しました。この反乱は中国の人民義勇軍により鎮圧され、チベットの指導者ダライ=ラマ14世はインドへ亡命しました。
中国はインドに対し、ダライ=ラマ14世の身柄の引き渡しを要求。インドはこれを拒否し、中国とインドの関係は悪化していきました。そして、1959~1962年にかけて 中印国境紛争 が発生しました。
毛沢東の失脚!
毛沢東は、国内では 大躍進 政策を実施。各地の農村で 人民公社 を建設するなど、工業・農業の急速な発展を目指しました。
ただし「大躍進」は、中ソ技術協定が破棄されたことや、大規模な自然災害が発生したことなどが原因で「大失敗」に終わってしまいました。
毛沢東が責任を取って国家主席の座を退くと、後継の 劉少奇 は鄧小平とともに調整政策を展開。資本主義経済の仕組みを取り入れるなど、中国を立て直していきました。
自立を強める東アジアの練習
高校世界史Bの問題
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- 現代文明と各地の紛争
今回は激動の中華人民共和国について学習しました。
内容を確認していきましょう。