高校世界史B
5分で解ける!急成長を遂げた大国!中国に関する問題
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練習の解説授業
改革・開放路線の進展
中国の指導者 鄧小平 は改革・開放路線を展開しました。彼は、毛沢東が「大躍進」政策の中で各地に建設した 人民公社 を解体すると、農村部に生産責任制を導入しました。これにより、農家は余った農作物を自由に販売できるようになりました。
経済的には自由化を進める一方、鄧小平は政治の自由化は決して認めませんでした。1989年には、学生たちによる民主化運動を、軍隊を動員して弾圧しました。これを 天安門事件 といいます。
鄧小平は、経済的には資本主義経済を取り入れ自由化を進める一方、政治的には共産党の一党独裁を崩しませんでした。この体制を社会主義市場経済と呼び、現在の中国政府もこれを基本スタンスとしています。
鄧小平の死後に実権を握った 江沢民 の時代には、イギリスから 香港 が、次いでポルトガルからマカオが、中国へ返還されました。香港とマカオは、いずれも植民地時代に中国が失った領土です。
プロレタリア文化大革命以降、中国は、改革・開放路線のもとで大国へと成長していきました。
台湾(中華民国)の行方
国共内戦に敗れた 蒋介石 は、台湾の指導者として、反共親米政権を樹立しました。
蒋介石の死後、1988年に台湾の総統となった 李登輝 は、積極的な民主化を進めました。ちなみに李登輝の「登」という字、鄧小平の「鄧」という字とは違うので注意してください。
自立を強める東アジアの練習
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今回は「中国の急成長と台湾の行方」について学習しました。
内容を確認していきましょう。