今回はベトナム戦争について学習しました。
内容を確認していきましょう。

戦後のベトナムでは、ホーチミン率いるベトナム民主共和国（北ベトナム）と、バオダイ率いるベトナム国（南ベトナム）が成立しました。ベトナム国は1955年に崩壊し、南ベトナムには ベトナム共和国 が成立しました。

ベトナム共和国の初代大統領ゴ＝ディン＝ジエムは、反共親米の独裁政治を展開しました。南ベトナムでは、彼に反発する人々が 南ベトナム解放民族戦線 を結成しました。

その後の南ベトナムでは、ゴ＝ディン＝ジエムが暗殺されるなど不安定な状況が続きました。危機感をいだいたアメリカは 北ベトナム 爆撃（北爆）を開始しました。

アメリカ軍は南ベトナム解放民族戦線のゲリラ戦術に苦戦し、国内外ではベトナム反戦運動が高揚。そんな中、ジョンソン大統領が北爆の部分停止を発表したことでパリ和平会談が開かれ、その後 ニクソン 大統領の時代にパリ和平協定が結ばれました。

アメリカ軍はベトナムから撤退し、南ベトナムの首都 サイゴン が北ベトナムに攻略されました。こうしてベトナム戦争は終結し、南北ベトナムの統一が実現しました。

新たに成立したベトナム社会主義共和国は、戦後復興や経済発展を目指して ドイモイ （刷新）政策を展開しました。