高校世界史B
5分でわかる!マレー半島内部の民族対立
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この動画の要点まとめ
ポイント
マレー半島内部の民族対立
これでわかる!
ポイントの解説授業
マレーシア連邦の成立/現地の人々が優遇された
戦後、東南アジアのマレー半島地域は マラヤ連邦 という、イギリス連邦の自治領となりました。「イギリス連邦の自治領」とは、イギリス領でありながらも、ほぼ完全な独立国として自治を認められている、ということを表します。
その後1963年には、マラヤ連邦を中心にシンガポールなどの地域が集まって マレーシア連邦 が成立しました。マレーシア連邦では、貧富の差を解消する目的で マレー人を優遇 する経済政策が行われました。
シンガポールが分離・独立!急速な経済発展を遂げる
中国系の移民である 華僑 は、マレー人優遇政策に反発しました。その結果、1965年には中国系住民の多い シンガポール がマレーシアから 分離・独立 することになりました。
独立後のシンガポールは目覚ましい経済成長を見せ 新興工業経済地域(NIES) の一員に数えられるようになりました。NIES(NIEs)とは、発展途上国の中で、1970年代に急速な工業化と経済成長を実現した国々を指す言葉です。韓国や台湾もその一員です。
以上、マレー半島の動きを紹介しました。武力衝突こそなかったものの、その根底には 民族対立 があったということを覚えておきましょう。
ポイントの2つ目は「マレーシア連邦における民族対立」です。
第二次世界大戦後のマレー半島の様子を学習します。