高校世界史B
5分でわかる!スリランカの内戦
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
スリランカの内戦
これでわかる!
ポイントの解説授業
セイロン→スリランカへ国号を改称
インド洋に浮かぶセイロン島は、19世紀からイギリスの支配を受け、セイロンと呼ばれるようになりました。セイロンは1948年にイギリス連邦内の自治国として独立し、1972年には国号を スリランカ と改称しました。
内戦勃発!タミル人vsシンハラ人
スリランカでは、少数派でヒンドゥー教徒の タミル人 と、先住民で仏教徒の シンハラ人 が対立を深め、1980年ごろから内戦が勃発しました。こちらの地図を見てください。
ヨーロッパの大国イギリスは、第二次世界大戦が終わるまで、スリランカを含めたインドの大部分を支配していました。イギリスは、支配下のスリランカで紅茶の原料である 茶葉の栽培 を行っていたのですが、その労働力を補うために 南インドの住民をスリランカへ強制連行 したのです。
こうしてスリランカでは民族・宗教が混在することになったのですが、イギリスがその状態を放置したままスリランカの独立を認めたため、民族紛争が発生することになったのです。
イギリスによる植民地支配の影響が、戦後に「民族紛争」という形で現れたことをおさえましょう。
ポイントの2つ目は「スリランカ内戦」です。
インドの南に位置するスリランカで、独立後に発生した 民族紛争 について勉強します。