今回は中東戦争について学習しました。
内容を確認していきましょう。

戦後、国連は パレスチナ 分割案を発表し、パレスチナをアラブ人地域とユダヤ人地域とに分割することを提案しました。ユダヤ人はこれを歓迎し イスラエル を建国。一方アラブ人はこれに反発し、1948年に第1次中東戦争が勃発しました。

1956年、エジプトの ナセル 大統領はスエズ運河の国有化を宣言しました。イギリスはこれに反発し、フランス・イスラエルを誘ってエジプトを攻撃しました（第2次中東戦争）。この戦争はやがて停戦となり、戦いぬいたナセルはアラブ人の英雄となりました。

1964年、イスラエルに支配されるパレスチナを解放する目的で パレスチナ解放機構 （PLO）が結成されました。その後、1967年にイスラエルがエジプト・シリア・ヨルダンに先制攻撃をしかけて第3次中東戦争が始まりました。イスラエルはこの戦いに圧勝し、 シナイ 半島やガザ地区などを占領しました。

1973年、エジプトとシリアがイスラエルを先制攻撃して第4次中東戦争が始まりました。イスラエルが反撃に転じると、アラブ産油国は 石油戦略 を発動。親イスラエル諸国への石油輸出停止や原油価格の値上げを行ったことで 石油危機 が発生しました。