高校世界史B
5分で解ける!ソ連の崩壊と東欧諸国の民主化に関する問題
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練習の解説授業
ソ連の崩壊
ソ連のゴルバチョフは、マルタ会談で冷戦の終結を宣言した後、冷戦時代に結成されたコメコンやワルシャワ条約機構を解消していきました。
この動きに反対する共産党保守派はクーデタを起こしましたが、エリツィンらに鎮圧されて失敗。共産党は解散し、民主化が進んでいくことになりました。
その後、独立国家共同体(CIS)が成立し、ゴルバチョフは大統領を辞任。こうしてソ連は完全に消滅しました。旧ソ連内のロシア共和国はロシア連邦と改称し、初代大統領にエリツィン、次いでプーチン、その後メドヴェージェフが就任。メドヴェージェフの後は再びプーチンが大統領となっています。
東欧諸国の民主化
ゴルバチョフが東欧諸国の民主化を促す声明を発表したことで、1989年に東欧社会主義圏が消滅することになりました。
ポーランドでは自主管理労組「連帯」が政権を獲得し、ルーマニアでは独裁者のチャウシェスクが処刑されました。東ドイツではホネカー書記長が退陣し、翌年に東西ドイツの統一が実現しました。
6つの共和国で構成されていたユーゴスラヴィアでは、1991年にクロアティアとスロヴェニアが独立を宣言。これをきっかけにマケドニアやボスニア・ヘルツェゴヴィナも独立を宣言しました。
その後ユーゴスラヴィアでは宗教対立・民族対立が激しさを増し、ボスニア内戦やコソヴォ問題が発生することになりました。
経済危機と冷戦の終結の練習
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今回はソ連の崩壊と東欧諸国の民主化について学習しました。
内容を確認していきましょう。