高校世界史B
5分でわかる!EUの発足
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この動画の要点まとめ
ポイント
EUの発足
これでわかる!
ポイントの解説授業
EUの成立
戦後のヨーロッパでは、戦争の反省をふまえた統合の動きが見られ、1967年には EC(ヨーロッパ共同体) が結成されました。1973年にはイギリスなどが加盟して 拡大EC となり、1993年には マーストリヒト条約 に基づいて EU(ヨーロッパ連合) が発足しました。
EUは、経済・通貨・政治面でのヨーロッパ統合を目的とする組織です。本部はベルギーのブリュッセルに置かれています。
余談ですが、EU本部の最寄駅は「シューマン・ステーション」といいます。シューマンは元フランス外相で、戦後にヨーロッパ統合を主張した人物。彼の功績を記念し、名前が駅名に使われているのです。
統一通貨ユーロの導入
1999年には、加盟国内の統一通貨としてユーロが導入されました。2002年には、ユーロを導入する国の通貨が廃止され、ユーロの使用がスタートしました。アメリカのドルに対抗して導入されたユーロは、2018年現在、EU加盟国のほとんどで使用されています。
ヨーロッパ統合の動きは西欧諸国で始まりましたが、現在EUにはかつての東欧社会主義諸国も参加しています。ただし、統合は経済面にとどまり、政治的な統合は今後の課題となっています。
ポイントの2つ目は「ヨーロッパの統合」です。
ヨーロッパ連合(EU)が成立する様子を学習します。