高校世界史B
5分でわかる!国際テロ組織をかくまっていた!?アフガニスタンの行方
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この動画の要点まとめ
ポイント
国際テロ組織をかくまっていた!?アフガニスタンの行方
これでわかる!
ポイントの解説授業
ソ連の侵攻と内戦の勃発
1979年、ソ連軍がアフガニスタンへ軍事侵攻を行いました。その目的はアフガニスタンの社会主義勢力を支援することにあり、軍事侵攻の結果アフガニスタンでは社会主義政権が樹立されました。
ソ連の侵攻に反発したアメリカは、アフガニスタンの反政府勢力に武器を提供。こうしてアフガニスタンは内戦状態となりました。
ターリバーン政権の成立
ソ連は内戦を鎮圧できず、軍事費の膨張で財政も悪化。そこでソ連のゴルバチョフ政権はアフガニスタンからの撤退を決定し、1989年までに完了させました。
その後のアフガニスタンでは、イスラーム武装勢力ターリバーンが勢力を拡大。ターリバーンは首都を制圧すると、アフガニスタンの実権を掌握していきました。
アメリカがアフガニスタンを攻撃!
ターリバーンは、ある事件をきっかけに一躍世界の注目を集めることになりました。その事件とは、2001年9月11日に発生した同時多発テロ事件です。アメリカで旅客機がハイジャックされ、ニューヨークの貿易センタービルと国防総省ビル(通称ペンタゴン)に激突。多数の死傷者が出ました。
アメリカのブッシュ(子)政権は、これを国際テロ組織 アル=カーイダ の犯行と断定。そしてターリバーン政権がアル=カーイダをかくまっていると主張したのです。アメリカはテロへの報復としてアフガニスタンを攻撃し、ターリバーン政権を崩壊させました。
ちなみにアメリカが撤退した後、アフガニスタンでは再びターリバーンが勢力を伸ばしていきました。ソ連とアメリカの侵攻を受けたアフガニスタンの動向、しっかり覚えておきましょう。
ポイントの2つ目は「アフガニスタンの情勢」です。
20世紀末以降のアフガニスタンの動向を、ソ連やアメリカとの関わりに注目しながら勉強していきましょう。