高校日本史B
5分でわかる!打製石器
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この動画の要点まとめ
ポイント
打製石器の進化
これでわかる!
ポイントの解説授業
打製石器を発見した相沢忠洋
旧石器文化の人類は、石を他の石と打ち合わせて使いやすい形に加工しました。
打ち合わせて作ったことから 打製石器 と呼ばれます。
その打製石器が日本で初めて発見されたのは1949年。
相沢忠洋 (あいざわただひろ)が群馬県の 岩宿遺跡 (いわじゅくいせき)から発見しました。
この 岩宿遺跡 が見つけられたことで、初めて日本に「旧石器文化」が存在していたことがわかりました。
つまり、 相沢忠洋 が 岩宿遺跡 を発見するまで、日本には旧石器文化がない、と思われていたんですね。
打製石器の変化
旧石器文化の中でも、時代が進むにつれて、打製石器の形や用途は変化していきました。
以下に、4種類の打製石器をまとめます。
4種類の石器で、覚えておきたいポイントは「出てきた順番」と「使い方」です。
石斧 (せきふ)は打撃用。大型動物にダメージを与えるために打ち下ろして使いました。
石刃 (せきじん)は切断用。肉を切るなどの目的で使われていました。
尖頭器 (せんとうき)は刺突用。槍のように「突いて」使いました。
細石器 (さいせっき)は木の先っぽにはめ込んで使いました。ぎざぎざに尖らせることで、強力な武器として使うことができました。
大事なポイントは、旧石器文化の中で、石斧、石刃、尖頭器、細石器、という風に、 だんだんと色々な打製石器が使われるようになっていった 、ということです。
日本史の鉄則! 読めない漢字にはしっかり振り仮名を入れよう!
ここでまた日本史の鉄則!
漢字がわからなかったら、教科書やノートにしっかり振り仮名をつけましょう !
例えば、 岩宿遺跡 を見つけた 相沢忠洋 は「 あいざわただひろ 」と読みます。
打製石器 、それぞれの名前と用途をいっしょに押さえて、打製石器の中でも変化があったことを理解しましょう。
2つ目のポイントは、「 打製石器 」です。