高校日本史B
5分でわかる!縄文人の生活①
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この動画の要点まとめ
ポイント
縄文人の生活①(食べ物の確保)
これでわかる!
ポイントの解説授業
縄文時代の人々は、まだ本格的な稲作や畑作などの農業は行っていませんでした。
では、どうやって食べ物などを確保していたのでしょうか。
縄文人はどうやって食べ物をとっていた?
縄文人が食べ物をとる手段は主に3つありました。
狩猟 (狩り)、 漁労 (釣り)、 採集 (拾う)の3つです。
それぞれ、 何を使って、どういうものをとっていたのか 、学んでいきましょう。
弓矢や落とし穴で中小動物を捕まえる「狩猟」
まず 狩猟 (狩り)について。
前の時代(旧石器時代)には、ナウマンゾウなどの大型動物が狩猟の対象でした。
縄文時代になると、シカやイノシシなどの 中小動物 が狩りの対象になります。
このような中小動物は逃げ足も速いです。
そのため縄文人は、それらの動物を逃がさないように、 弓矢 や落とし穴を使って狩りをしていました。
骨角器を釣り針に使った「漁労」
次に 漁労 (釣り)について。
釣りをするためにはもちろん、魚が食いついてくれる釣り針が必要です。
その釣り針や銛などには、 動物の骨や角が材料として使われていました 。
これを 骨角器 と言います。
「骨角」は人間の「骨格」とは漢字が違うので注意しましょう。
木の実などを採る「採集」
最後に 採集 について。
採集とはその名の通り、木の実などを拾うことです。
縄文人は、自然にあったものをとることで生活していました。
本格的な農業は行われていませんでしたが、一部地域では原始的な農耕も行われていたんだ、ということも知っておきましょう。
弓矢 などを使った「 狩猟 」、釣り針に 骨角器 を使った「 漁労 」、木の実などを採る「 採集 」。
この3つが 縄文時代に行われていた 、ということをしっかり押さえておきましょう。
今回から、縄文時代の授業に入ります。
1つ目のポイントは、「 縄文人の生活①(食べ物の確保) 」です。