高校日本史B
5分で解ける!縄文文化3(第3問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
縄文時代の確認テスト【正誤問題(4択)】
解説
これでわかる!
問題の解説授業
問題3
問題3は、実際の入試に近い形式の問題です。
今回のように、「誤った選択肢を選ぶ問題」は、それ以外の選択肢が全て正しい内容であるということです。
1つだけある「確実に間違いである選択肢」を自信を持って見つけられるようにしましょう。
まず、全ての選択肢に出てくる「この時代」とはもちろん、縄文時代のことです。
選択肢の内容が、 縄文時代の内容なのか、そうでないのか を重点的に見ていきましょう。
選択肢①は、アジアの石器時代との比較です。
新石器時代、というのは、旧石器時代と比較して磨製石器が使われるようになった時代、という意味なので、日本で言うと縄文時代にあたります。
西アジアや中国について知っている人は少ないと思いますが、日本の新石器時代、つまり縄文時代の生活基盤は農耕や牧畜ではなく、 狩猟 、 漁労 、 採集 でしたね。
①は正しい選択肢です。
選択肢②も正しいです。
打製石斧は狩りの道具でしたが、 磨製石斧 は木材の伐採や加工に使われていました。
打製石斧と磨製石斧を混同しないように注意しましょう。
選択肢③が誤りです。
縄文時代の集落には上下の差がなく、集落同士での戦いもありませんでした。
丘陵や山頂に置かれる 高地性集落 ができるのは弥生時代のことです。
時代が違うので、間違いの選択肢となります。
選択肢④は稲作について。
稲作は弥生時代のものと思いがちですが、 福岡県の板付遺跡 や 佐賀県の菜畑遺跡 など、縄文時代後期の遺跡ではすでに稲作が始まっていたことが分かっています。
④は正しいです。
縄文時代の内容、しっかり復習できましたか?
次回からは、弥生時代に入っていきます。
最後に問題2、正誤問題にチャレンジしていきましょう。