高校日本史B
5分でわかる!代表的な古墳
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
代表的な古墳
これでわかる!
ポイントの解説授業
大きな古墳が作られた前期
前期は、奈良県の 箸墓古墳 (はしはかこふん)が特に重要です。
この古墳は、280mくらいの長さがあります。
卑弥呼の墓ではないか、という説を唱える人もいますが、誰が埋葬されたか正確には分かっていません。
もっと大きな古墳が作られた中期
中期は、前期からさらに巨大化した古墳が見られます。
仁徳天皇(にんとくてんのう)が埋葬された大阪府堺市の 大仙陵古墳 (だいせんりょうこふん)は、そのなかでも最大の古墳です。480mくらいの長さがあります。
この大仙陵古墳は、なんと世界最大の面積をもつ墓でもあります。
ちなみに、この大仙陵古墳は、百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)と呼ばれる、いくつかの古墳が集まっている地域にあります。
あとは、余裕があれば、同じ大阪府の 誉田山古墳 (ごんだやまこふん)も併せて覚えましょう。
小さくなって、有力農民も葬られる古墳が現れた後期
後期は、小さな石室が集中する 群集墳 (ぐんしゅうふん)が見られます。
中期までの古墳は支配者階級の人物(大王など)のみが埋葬されていましたが、群集墳には有力農民も葬られています。
特に有名なものとして、埼玉県の 吉見百穴 (よしみひゃっけつ)を押さえましょう。
前のポイントで、古墳の形などが時期によって異なることが分かりました。
2つめのポイントでは、各時期の代表的な古墳を見てみましょう。
形の違いを、写真を見ながら覚えると効果的です。