高校日本史B
5分でわかる!古墳文化の習俗
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この動画の要点まとめ
ポイント
古墳文化の習俗
これでわかる!
ポイントの解説授業
太占や盟神探湯といった呪術が行われていた
まずは呪術から見ていきましょう。
呪術のなかで代表的なものは、 太占 (ふとまに)と 盟神探湯 (くがたち)です。
太占はシカの骨を焼いて、その骨の割れ方を神仏のお告げと考え、吉凶を占う方法です。
盟神探湯は裁判のようなものです。
熱湯の中に手を入れて、やけどするかどうかや、やけどの程度によって罪状を見極めたと言われています。
他にも、水で体を清める 禊 (みそぎ)や、身の穢れを祓う 祓 (はらい)、つまりお祓いなど、今も残る呪術もあったようです。
古墳文化で、伊勢神宮や出雲大社が初めて建てられた
古墳文化では、神様を祀る社(やしろ)、いわゆる神社も建てられました。
今でも有名な三重県の 伊勢神宮 は、 天照大神 (あまてらすおおみかみ)を祀る神社です。
日本の神様が一堂に会すると言われる島根県の 出雲大社 も、この時代からあります。
春に祈年祭、秋に新嘗祭
農耕に関係する儀礼も行われていました。
春には豊作を祈願する 祈年祭 (としごいのまつり)、秋には収穫への感謝を伝える 新嘗祭 (にいなめのまつり)が行われました。
どっちが春、どっちが秋か、をしっかり押さえましょう。
ちなみに、秋に行われる新嘗祭は、今では勤労感謝の日(11/23)に行われています。
毎年この日には、天皇陛下が新嘗祭を執り行った、というニュースが流れます。
また、天皇即位後に初めて行う新嘗祭は特別に 大嘗祭 (おおなめのまつり)と呼ばれます。
4つ目のポイントは、 古墳時代の習俗 です。
習俗とは、ならわしや慣習のことです。
この時代の習俗としては、呪術や信仰にもとづいた儀礼が行われていました。
どんな事が行われていたかを具体的にみていきましょう。