高校日本史B
5分で解ける!古墳文化3(第3問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
古墳文化の確認テスト【正誤問題(正しいものを2つ選ぶ問題)】
解説
これでわかる!
問題の解説授業
問題3
①と②は、銅鏡や碧玉といった、古墳から見つかった装飾品について述べていることは共通しています。
しかし、選択肢の後半、時期と首長の性格に差があります。
ここで、②の選択肢をよく読んでみてください。
銅鏡のような鏡や、碧玉といったアクセサリーから、武器を持って戦う「武人的性格」が読み取れる、となっていますが、何かおかしいですね。
鏡やアクセサリーは、 呪術などを行う「司祭者的性格」 の方が近そうですよね。
ですので、①が○、③が×となります。
ちなみに、②の選択肢のうち、中期以降の支配者が武人的性格を持つようになった、ということ自体は正しい内容です。
ただし、武人ですので、古墳の副葬品としては銅鏡や碧玉ではなく、武具や馬具と言った実用的な副葬品が目立つようになりました。
次に、③と④の選択肢を見てみましょう。
どちらも古墳時代後期の古墳の種類について書かれています。
古墳時代の後期になると、 群集墳 が作られるようになり、そこには有力農民も葬られるようになりました。
よって、③が×、④が○となります。
正解は、①と④です。
問題3は、1つの事柄について異なる内容の記述を用いる正誤問題でした。
間違えてしまった人は、 古墳時代の前・中・後期の違い、例えば古墳の形や副葬品など、「何が何に変わったのか」ということ をもう一度復習してみましょう。
最後、問題3は大学入試と同じような形式の問題です。
一つ一つの選択肢をしっかり吟味して正解を導きましょう。