高校日本史B
5分で解ける!飛鳥時代3(第3問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
飛鳥時代1・2の確認テスト【正誤問題(4択問題)】
解説
これでわかる!
問題の解説授業
問題3
今回は、選択肢の文章内容自体は、全て正しいものです。
時期が違う、つまり聖徳太子が国政に関わっていない時期のできごとを書いた選択肢が3つ、用意されています。
①は○です。
家柄にとらわれず、個人の功績や才能を評価して地位を与える制度は 冠位十二階 です。
聖徳太子 が政治を補佐した 推古天皇 の治世に制定されました。
②は聖徳太子が政治に関わる前のことなので、×です。
倭の五王が宋に朝貢し、武という王様が「安東大将軍」の称号を得たことが、 『宋書』倭国伝 に残っています。
この「武」は、古墳から出土した鉄刀などでは「ワカタケル大王」と記され、後には「雄略天皇」とも呼ばれました。
③も×です。
③の女性の王は 卑弥呼 、約30国からなる連合体は 邪馬台国 のことです。
中国の歴史書、『魏志』倭人伝に書かれていましたね。
弥生時代の記述ですから、当然誤りとなります。
④は聖徳太子の政治よりも後のことなので、×です。
稗田阿礼の口伝を太安万呂が筆録した書物は、『 古事記 』です。
これは、奈良時代のできごとです。
聖徳太子が国政に関わっていた時代、つまり推古天皇の時代に編纂されたのは、『 天皇記 』『 国記 』であることも押さえましょう。
正解は①です。
最後の問題3は、誰のときの内容なのか、何時代の内容なのか、ということを意識しないと解けない問題でした。
これから勉強する内容でも、 常に「今勉強しているのは何時代のできごとだろう?」ということを意識して勉強するようにしましょう 。
それが、点数アップへの近道です。
問題3は、難しい正誤問題にチャレンジしましょう。