高校日本史B
5分で解ける!飛鳥時代6(第3問)に関する問題
- 問題
- 問題
- 問題
この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
飛鳥時代4・5の確認テスト【正誤問題(正しいものを2つ選ぶ問題)】
解説
これでわかる!
問題の解説授業
問題3
飛鳥時代の内政・外交に関する問題です。
①の選択肢と④の選択肢は、○か×か、簡単には判断できなかったと思います。
このように、難しい、わからない、と感じる選択肢があるときには、いったん飛ばして、別の選択肢を見てみましょう。
②の選択肢ですが、これは誤りです。
朝鮮半島で政治的統一を図ったころ、という記述があります。
白村江の戦い の少し前に「唐と新羅の連合軍が百済を滅ぼした」という内容を学んだことを思い出せれば、だいたいこの頃に「朝鮮半島で政治的統一」がなされたことがわかると思います。
日本で律令制を基にした中央集権国家が完成するのはそれから何十年も後のことになります。
③も誤りです。
「親魏倭王」の称号を得たのは邪馬台国の卑弥呼です。
斉明天皇の時代というのは、白村江の戦いがおきた頃です。
中国は「唐」という王朝で、卑弥呼が朝貢した「魏」よりもかなり後の時代です。
この時点で、②と③が間違いの選択肢なので、①④が正解とわかります。
①が正解か分からなくとも、順に見ていけば誤った選択肢が二つの時点で正解が導き出せる問題です。
今回は、消去法で答えを導くような問題でした。
①や④を正しい選択肢と判断するのはとても難しいので、復習するときには②や③をしっかりと間違いと判断できるように、関連知識を押さえていきましょう。
問題3は、恒例のセンター試験型の問題です。
正しい選択肢を選ぶ問題は、必ずしも正しいものを見つけなくても解くことができます。