高校日本史B
5分で解ける!律令制度4に関する問題
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この動画の問題と解説
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解説
これでわかる!
練習の解説授業
どんな税があったのか、表でまとめて覚えよう
まずは、物を納める税からです。
1段あたり2束2把(収穫量の3%)の稲を納める 租 、歳役の代わりに布を納める 庸 、地域の特産物である 調 がありました。
租は国衙、庸と調は都に納めることも合わせて押さえましょう。
労役や兵役も税として課せられました。
国衙で60日以下の労役を行う 雑徭 や、都で働く歳役などがありました。
兵役としては、地方の警備を行う軍団、都に派遣されて警備などを行う 衛士 、九州に派遣される 防人 が挙げられます。
兵役に向かう民の食料や交通費は自費だったことも覚えましょう。
21歳から60歳までの男子である 正丁 には、全ての税が課されました。
正丁の前後の年齢の男子は、負担が軽くなっていました。
ちなみに、女子は課役(庸・調・雑徭など)が免除され、租だけを納める必要がありました。
そのため、税金を減らすために性別を偽って戸籍に登録する「偽籍」がよく行われていました。
今回、律令制度の税金の制度について見てきました。
次回は、国民にどう土地を与えて、どう管理して、どう税金を取っていたのか、ということを見ていきます。
今回学んだ、税の内容や課役の対象を、練習で確認しましょう。