高校日本史B
5分で解ける!奈良時代6(第3問)に関する問題
- 問題
- 問題
- 問題
この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
奈良時代4・5の確認テスト【正誤問題(四択問題)】
解説
これでわかる!
問題の解説授業
問題3
①は誤りです。
恵美押勝 、つまり 藤原仲麻呂 は、 橘諸兄 が政権担当から退いた後に勢力を伸ばしました。
この選択肢では 恵美押勝の乱 で押勝が敗死したあとに橘諸兄が台頭したことになるので、矛盾してしまいます。
恵美押勝の乱後に権力を掌握したのは 道鏡 ですね。
②は正しいです。
称徳天皇 の庇護を受けて権力を強めた道鏡は、「天皇になるべし」という神託を受けたと言います。
これを受けて 和気清麻呂 が宇佐八幡まで神託を確かめ、嘘であることを伝えました。
これが 宇佐八幡信託事件 で、道鏡はこれが元で失脚します。
③は誤りです。
遣唐使は、当初は朝鮮半島に沿う 北路 で渡っていましたが、白村江の戦いなどで 新羅 との関係が悪化すると、 南路 へと変更されました。
航路変更の理由と一緒に覚えましょう。
④も誤りです。
中国北東部にあった国は新羅ではなく、 渤海 です。
渤海からは 渤海使 が来日し、越前の松原客院などに滞在しました。
選択肢の後半は細かい内容ですが、渤海の都からは大量の和同開珎が見つかり、それが日本と貿易があった証となっています。
正解は②です。
奈良時代は権力者の移り変わりが激しく、問題にも出されやすいので、一回この移り変わりをまとめて、自分の手で書き出してみると良いでしょう。
藤原不比等、長屋王、藤原四子、橘諸兄、藤原仲麻呂(恵美押勝)、道鏡 と繋がっていきましたね。
最後は、実践的な正誤問題です。
正しいものを1つ選ぶ問題ですので、順に選択肢を見ていきましょう。