高校日本史B
5分でわかる!藤原頼通の時代
- ポイント
- ポイント
- ポイント
- 練習
この動画の要点まとめ
ポイント
藤原頼通の時代
これでわかる!
ポイントの解説授業
頼通の時代に起きた二つの反乱、平忠常の乱と前九年の合戦
藤原頼通は、約50年もの間、摂政・関白として政治の中心にいましたが、道長と同じく、大きな政治改革は行っていません。
しかし、頼通の時代は、大きな二つの反乱がおき、疫病もはやっていました。
頼通の時代に起きた二つの大きな反乱、 平忠常の乱 (たいらのただつねのらん)と 前九年の合戦 (ぜんくねんのかっせん)は、いずれも源氏の武士によって鎮圧されます。
1028年には、今の千葉県の一部にあたる上総(かずさ)で 平忠常の乱 が起きます。
これは、源頼信によって鎮圧されています。
続く1051年には東北地方の陸奥で安倍氏が 前九年の合戦 という反乱を起こしました。
こちらは10年近く戦いが続きましたが、源頼義と源義家が鎮圧しました。
反乱や疫病などで国が荒れたことから、頼通は阿弥陀如来に国の平穏を祈願するために、 平等院鳳凰堂 (びょうどういんほうおうどう)を建立しました。
10円玉に描かれている建物で、寝殿造(しんでんづくり)という建築様式で立てられています。
頼通は、この京都の宇治に建てた平等院鳳凰堂を別荘として、ここで政治を行ったことから、宇治殿とも呼ばれます。
2つ目のポイントでは、道長の跡を継いだ、 藤原頼通 (ふじわらよりみち)の時代について見ていきます。