高校日本史B
5分で解ける!平氏政権3(第3問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
平氏政権の確認テスト【正誤問題(四択問題)】
解説
これでわかる!
問題の解説授業
問題3
1177年に起きた 鹿ケ谷の陰謀 を受けて、1179年に後白河法皇を幽閉した後の、平清盛の行動についての正誤問題です。
①は誤りです。
平清盛 は、奥州の 藤原清衡 を攻め滅ぼしてはいません。
奥州藤原氏は藤原清衡を祖として、都とは離れて独自に発展していきます。
最終的に、 源頼朝 が、弟の 源義経 をかくまったことを理由に、 藤原泰衡 を滅ぼし、奥州藤原氏は滅亡しました。
②も誤りです。
新補地頭 という単語は、これまでの授業で聞いたことがないと思います。
既に勉強した人は分かるかと思いますが、これは鎌倉時代の 承久の乱 の後に新たに任命された地頭たちの役職で、清盛の行動ではありません。
③は正しいです。
清盛は後白河法皇を幽閉した後で、都を平安京から 福原京 へ遷しています。
ただし、半年ほどでまた平安京に戻ってしまいます。
④は誤りです。
法勝寺を造立したのは、院政を開始した白河天皇です。
聴いたことのある単語でも、それが「どこで出てきたのか」を意識していないと、こういう正誤問題で引っかかりやすくなってしまうので、注意しましょう。
ここまで、平安時代から鎌倉時代に切り替わる頃について見てきました。
次回から、実際の鎌倉幕府の中身や展開についてみていくことになります。
最後はセンター試験の問題をベースにした文章正誤問題にチャレンジしていきましょう。