高校日本史B
5分でわかる!鎌倉時代の政治の変遷
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この動画の要点まとめ
ポイント
鎌倉時代の政治の変遷
これでわかる!
ポイントの解説授業
最初は将軍頼朝による政治
鎌倉時代は、途中で政治の構造が変わります。
これを理解しないまま勉強を進めてしまうと、鎌倉時代自体がよく分からなくなってしまうので、まずはこの全体像を理解しましょう。
鎌倉時代は、最初は 将軍 独裁による政治が行われます。
とはいっても、鎌倉幕府を打ち立てた初代将軍の 源頼朝 の時代だけです。
独裁とは言っても、強いカリスマをもった頼朝に、皆が喜んで従っていた、という形です。
次に執権による政治
頼朝の死後は、頼朝の子どもたちではなく、 北条氏 が中心となって政治をする 執権 政治(しっけんせいじ)の時代となります。
具体的には、 北条時政 (ほうじょうときまさ)という人物が、頼朝の奥さんの父(つまり頼朝の義理の父)として実権を握り、以後北条氏が政治の中心に立つようになります。
最後は得宗による専制政治
鎌倉時代の後期になると、北条氏の中でも 得宗 (とくそう)と呼ばれる人たちが強い権力を握って政治をするようになります。
これが、 得宗 専制の時代です。
このように、将軍、執権、得宗と権力が移っていく時代、という意識をしっかりと持っておくようにしましょう。
今回から、本格的に鎌倉時代に何が起きて、誰がどんなことをしていったのか、という時代の流れを見ていきます。
まず、これから勉強していく鎌倉時代の政治の全体像を捉えておきましょう。