高校日本史B
5分でわかる!永仁の徳政令
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永仁の徳政令
これでわかる!
ポイントの解説授業
売ってしまった土地を御家人に返す! 永仁の徳政令
前回、 霜月騒動 などを経て 得宗専制の体制を確立 した 北条貞時 が、引き続き権力を握っています。
そんな中、 1297年 に 永仁の徳政令 が出されます。
元寇 では、恩賞が不十分であったため、御家人たちが困窮し、 土地を売却・質入れすることで借金の返済に充てていました 。
しかし、支配する土地を失った御家人は、収入も兵も失ってしまいます。
すると、いざ戦いになった際、お金も兵士もないため、幕府に 奉公 することが困難になります。
この事態を危惧した幕府は、御家人の救済策を出しました。
これが 永仁の徳政令 です。
御家人が売却・質入れした土地を御家人に返還させる というものです。
この永仁の徳政令によって、御家人たちは土地を取り戻し、再び収入を得ることができるようになりました。
ただし例外として、普通の金貸しではなく御家人に売却した土地で、かつ売却後20年以上経っていた場合は返還不要、とされていました。
今回は、 永仁の徳政令 (えいにんのとくせいれい)から、鎌倉幕府の滅亡までを扱っていきます。
まずは、永仁の徳政令について、見ていきましょう。