高校日本史B
5分でわかる!鎌倉時代の農業
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この動画の要点まとめ
ポイント
鎌倉時代の農業
これでわかる!
ポイントの解説授業
二毛作が行われたり、農具や耕作方法が改良されたりした
鎌倉時代には、畿内や西日本を中心に、 米を育てた土地で収穫後に麦などを育てる二毛作 が始まりました。
ちなみに、現代には同じ土地で同じ作物を二回作る二期作というものがありますが、それとは違うものなので注意しましょう。
また、鉄製農具や、牛や馬に鍬をひかせたりする 牛馬耕 (ぎゅうばこう)の普及によって、農作業が効率化されました。
ちなみに、この時代には牛や馬を肉として食べる風習はなかったため、労働力として使われていました。
農業技術の発達で、副業をする余裕が生まれた
技術や農具などの発達で、米や麦がある程度満足に獲れるようになりました。
そこで、人々には副業を行う余裕が生まれます。
灯油の原料 となる荏胡麻(えごま)などの栽培が始まったのも鎌倉時代です。
夜は満足な灯りがない時代だったため、とても大切なものでした。
肥料も発達し、作物が育ちやすくなった
肥料も農具同様、大きく進歩しました。
刈り取った草を敷く 刈敷 (かりしき)や、草を燃やした灰を使う 草木灰 (そうもくかい)が使われるようになりました。
自分たちで肥料を作り、それを使って今までよりも多くの作物が育てられるようになったのです。
鎌倉時代になると、農業や経済が大きく変化します。
まずは、農業技術の発達について、見ていきましょう。