高校日本史B
5分で解ける!建武の新政と南北朝の動乱3(第3問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
建武の新政と南北朝の動乱の確認テスト【正誤問題(○×問題)】
解説
これでわかる!
問題の解説授業
問題3
この形式の問題は、「どれかが合っていると分かればいい」という問題ではなく、全ての文が「正しいか誤りか」を判断しなければなりません。
大変な問題ですが、一つひとつ見ていきましょう。
まず、Aは×です。
建武の新政で一般政務を担当した 記録所 という役所は、 後三条天皇の治世で設置された、記録所(記録荘園券契所)を踏襲したもの です。
仕事の内容は同一というわけではありませんが、同じ名前の役所は既に存在していたことになります。
後醍醐天皇の政権ではじめて設置されたものではないため、誤りです。
Bは○です。
後醍醐天皇が中央に置いた 雑訴決断所は、所領関係の裁判を扱いました 。
後醍醐天皇は最初、全ての裁判を自分で処理しようとしましたが、さすがにそれは無理であったため、雑訴決断所を設置しました。
Cも○です。
鎌倉時代に整備された守護制度は、建武の新政の樹立後も廃止されていませんでした。
各地の国には、国司と守護が併置されていました ね。
忘れていたら、上の政治機構の図を思い出してみましょう。
今回まで、室町時代の最初の部分を見てきました。
次の、3代将軍足利義満の時代に繋がる部分なんだ、という意識を持って、勉強を進めてみてください。
最後は、後醍醐天皇の政治に関する正誤問題にチャレンジしましょう。