今回出てきた、「職制図」と呼ばれる役職の図は、少々面倒ですが、とにかく書いて覚えることが大切です。
一度覚えてしまえばすぐに点数になるので、練習問題でしっかりと確認していきましょう。

室町幕府の将軍には、直轄軍である 奉公衆 が付いていました。

中央政府には、将軍を補佐する 管領 が設置されます。
管領に就くことができたのは、 畠山 、 斯波 、 細川 の三氏（ 三管領 ）のみです。

また、侍所の長官である所司には、 京極 、 山名 、 赤松 、 一色 の 四職 が代々就きました。

地方では、鎌倉に置かれた鎌倉府の長官が 鎌倉公方 と呼ばれました。
その鎌倉公方を補佐するのは 関東管領 で、上杉氏が代々世襲しました。

室町幕府の政治構造は、「鎌倉幕府と違う点」が重要 です。
中央であればまず三管領と四職を、地方であれば鎌倉府の鎌倉公方と関東管領 を、しっかりと押さえるようにしましょう。