高校日本史B
5分で解ける!室町時代2 室町幕府の構造2に関する問題
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練習の解説授業
御料所が少なかったため、室町幕府は代わりに様々な財源を持っていた
室町幕府には様々な財源がありましたが、そのひとつとして直轄領である 御料所 からの収入がありました。
しかしながら御料所が少なかったため、その他にもさまざまな税金をかけます。
田畑のような土地に対しては 段銭 、家屋には 棟別銭 、商人や高利貸しに対しては 酒屋役 や 土倉役 を課しました。
他にも室町幕府は、港や関所などに様々な税金をかけて、それらを財源としていました。
守護が様々な権利を得て守護大名へと成長した
守護の職務は鎌倉時代から大きく拡大します。
稲の強盗を取り締まる 刈田狼藉(検断)権 や、幕府の裁定を強制執行する 使節遵行(権) が与えられました。
職務の拡大や半済令・守護請などにより力を強めた守護は、 守護大名 へと成長しました。
次回以降、確認テストを挟んで、室町時代の政治の流れを見て行きます。
室町時代は、幕府にあまりお金がなく軍事力が足りなかったため、反乱や一揆の多い時代です。
なぜお金がないかというと、 直轄地である御料所が少ない ことが一番の原因でした。
このように、反乱や一揆の多さと財源の少なさが結びついており、このことはテストでも聞かれやすいところなので、しっかりと覚えておいてください。
練習問題で、室町幕府の財源と守護の成長について確認しましょう。