高校日本史B
5分でわかる!各地の一揆
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各地の一揆
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ポイントの解説授業
守護を追い出して自治を行う! 山城の国一揆と加賀の一向一揆
1485年 に、山城国で 山城の国一揆 (やましろのくにいっき)が起こります。
背景として、応仁の乱に巻き込まれた山城国では、乱の後も守護の畠山氏が一族の間で争い続けていました。
山城国は、今の京都府にあり、幕府の中心であった室町があった場所でもあります。
この争いに業を煮やした国人(元々地頭や荘官だった、地元のリーダー格の人々)が中心となって、守護の畠山氏を追放します。
これが、 山城の国一揆 です。
そして、この後8年間、守護に代わって国人たちが自治支配を行いました。
1488年 には、加賀で 加賀の一向一揆 (かがのいっこういっき)が起こります。
一向宗(浄土真宗)の信徒が守護の富樫政親(とがしまさちか)を滅ぼし、100年もの間、国を支配した一揆です。
応仁の乱後、幕府の統制が失われる中、各地で一揆が頻繁に起こりました。
これは、戦国の世で下の者が上の者を倒す 下剋上 (げこくじょう)の風潮が影響していました。
このポイントでは、応仁の乱後、既に戦国時代に入っている時期に起きた、二つの重要な一揆について見ていきましょう。