高校日本史B
5分で解ける!室町時代12 室町時代の社会経済3(第3問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
室町時代10・11(室町時代の社会経済)の確認テスト【正誤問題(四択問題)】
解説
これでわかる!
問題の解説授業
問題3
誤っている文章を一つ選ぶ問題です。
惣村について確認してから、選択肢を見ていきましょう。
惣村では、 寄合 と呼ばれる話が行われ、惣村内の規約である 惣掟 が定められました。
祭礼などの年中行事や用水や山林などの共同地の管理についても寄合で合議され、ルールに従っているかをチェックする 自検断 が設置されていました。
領主の代わりに年貢の徴収を一括で請け負う 百姓請 などが行われる中で、領主たちに要求したいことがあるときには団結して 一揆 などを行うこともありました。
これらの内容を確認した上で、選択肢を見ていきましょう。
①・②は正しいです。
これは寄合の話です。
①の選択肢にある、 用水の管理は特に重要 な議題でした。
整備された水道がない時代に、水を誰がどれくらい使うか、ということは、村での生活を行っていくうえで、欠かせない内容だったのです。
③は誤りです。
惣村内で責任を持って年貢を徴収するのは百姓請 です。
自検断 (地下検断)は、村のルールを守るための警察機関です。
残った④は正しいです。
惣村内の秩序を維持するための規約(ルール)として、 惣掟 、村掟、地下掟などと呼ばれるものが定められました。
室町時代の社会経済のポイントは、鎌倉時代との比較、そして後々にやる江戸時代との比較です。
何がどう違うのか、どう変わっていったのか、について、しっかり押さえていくようにしましょう。
最後は、惣(惣村)についての正誤問題にチャレンジしましょう。