織田信長が諸国に名を轟かせるきっかけは、1560年に 今川義元 を破ったことです。
尾張で起こったこの戦いを、 桶狭間の戦い と呼びます。

1576年に信長が築き始めた城は、 安土城 です。
近江国、琵琶湖のほとりに位置し、５層７重の天守閣を持つ、当時は画期的な城でした。
しかしこの安土城は、本能寺の変後に焼失し、現存していません。

信長が11年間戦い続けた一向宗の本拠地は、 石山本願寺 （いしやまほんがんじ）です。
この石山合戦の講和の後、一向宗の長である僧 顕如 は石山本願寺を追われています。

信長が行った土地政策や商業政策は、信長オリジナルではなく、他の戦国大名も行った政策です。
土地政策としては、臣下に自己申告制で土地について報告させる 指出検地 （さしだしけんち）を行いました。

商業政策として、安土や加納で出した法令は、座の特権を廃止する 楽市令 （らくいちれい）です。
一方で、信長は統一事業の資金のために様々な土地を直轄化しています。
生野銀山のような鉱山の直轄化に加え、鉄砲鍛冶が多く、商人の自治都市であった 堺 （さかい）も直轄地としました。