高校日本史B
5分でわかる!慶長の役
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この動画の要点まとめ
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慶長の役
これでわかる!
ポイントの解説授業
二度目の戦い、慶長の役
二度目の朝鮮出兵は、1597年から始まる 慶長の役 (けいちょうのえき)です。
朝鮮の年号を取って丁酉倭乱(ていゆうわらん)とも呼ばれます。
慶長の役でも日本は朝鮮に対して苦戦します。
また、兵の士気も高くありませんでした。
そして、1598年に秀吉が死去すると、それを機に撤退し、朝鮮出兵は終了することになりました。
朝鮮出兵の間に起きた、キリスト教に関する2つの事件
ここからは、慶長の役から少し遡って、キリスト教に関する話題に移ります。
1596年、 サン・フェリペ号事件 が起こります。
この年、スペイン(イスパニア)船のサン・フェリペ号が土佐に漂着しました。
このとき、サン・フェリペ号の乗務員が、 スペインやポルトガルが領土拡張に宣教師を利用している と証言し、それが秀吉にも伝わった、という事件です。
これを聞き及んだ秀吉は激怒します。
宣教師の目的が布教だけではないと考えた秀吉は、同じ年、フランシスコ会などの宣教師・信者26名を長崎で処刑してしまいます。
これが、 二十六聖人殉教事件 (にじゅうろくせいじんじゅんきょうじけん)です。
ちなみに、殉教とは、宗教に殉じて命を落とすことです。
このポイントでは、二度目の朝鮮出兵である 慶長の役 と、二回の朝鮮出兵の間に起こったキリスト教に関するできごとを学んでいきます。