高校日本史B
5分でわかる!江戸幕府の成立
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この動画の要点まとめ
ポイント
江戸幕府の成立前
これでわかる!
ポイントの解説授業
漂着したリーフデ号に乗っていた2人が、家康の外交顧問に
1600年 、豊後臼杵(ぶんごうすき)にオランダ船の リーフデ号 という船が漂着しました。
そして、そのリーフデ号の乗組員のうち、2人が家康に気に入られ、家康の外交顧問として仕えることになります。
1人は イギリス人 の ウィリアム=アダムズ ( 三浦按針 /みうらあんじん)、もう1人は オランダ人 の ヤン=ヨーステン ( 耶揚子 /やようす)です。
ではなぜ家康は彼らを気に入ったのでしょうか。
イギリス人やオランダ人は 紅毛人 と呼ばれていました。
紅毛人は、スペイン人やポルトガル人などの南蛮人と比べてキリスト教の布教に熱心ではなく、貿易優先であった ことから、家康に仕えることができたのです。
この2人の外交顧問の活躍により、後に肥前平戸の商館で、オランダ・イギリスとの貿易が始まることになります。
天下分け目の関ヶ原!
同じく 1600年 に、「天下分け目の戦い」と言われる戦が起こります。
美濃で起こった、 関ヶ原の戦い です。
西軍は、 大坂城 を中心とする豊臣側です。
豊臣秀吉の息子である秀頼がまだ幼かったため、西軍大将は、 五奉行の中心であった石田三成 が務めていました。
一方、東軍は、 五大老の筆頭であった徳川家康 を大将とした勢力です。
2人の大将の下に全国の大名がそれぞれ分かれ、美濃の関ヶ原で激突しました。
結果は東軍の勝利 に終わります。
石田三成は処刑され、 徳川家康が天下を取ることを決定づける戦い となりました。
ちなみに、リーフデ号の漂着と関ヶ原の戦いが起きた1600年は、16世紀最後の年でもあります。
今回から、江戸時代に時代が移ります。
徳川家康から15代にわたって続く江戸幕府の始まりを見ていきます。
まずは、その江戸幕府成立前のできごとを見ていきましょう。