高校日本史B
5分で解ける!江戸初期の政治9 家光の時代と初期外交3(第2問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
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江戸初期の政治7・8(家光の時代と初期外交1・2)の確認テスト【一問一答問題】
解説
これでわかる!
問題の解説授業
問題2(1)
後水尾天皇(ごみずのおてんのう)が僧に与えた紫衣を、幕府の許可なく与えられたものとして取り消される事件が起こりました。
この事件をきっかけに、後水尾天皇は幕府の同意を求めずに娘の明正天皇(めいしょうてんのう)に譲位しました。
これが 紫衣事件 (しえじけん)です。
キリスト教に対しても、隠れキリシタンを捜すためにキリストやマリアの姿を彫った踏絵を踏ませる 絵踏 を行いました。
正式には、踏ませる絵が「踏絵」、踏ませる行為を「絵踏」と言います。
問題2(2)
(2)は、朱印船貿易で活躍した日本人について。
朱印船貿易で活躍した商人の中で、水路開発などでも活躍した京都の商人は 角倉了以 (すみのくらりょうい)です。
また、朱印船の貿易地である東南アジアに 日本町 (にほんまち)という日本人居住地が形成され、朱印船貿易家たちが多く集いました。
アユタヤの日本町の長であった 山田長政 (やまだながまさ)は、王様に気に入られ、後にリゴールという町の太守にまでなりました。
問題2(3)
家光が行った鎖国政策の中で、1639年に来航禁止になったのは ポルトガル船 です。
これがいわゆる、鎖国令の最後の内容です。
ちなみに、この15年前、1624年に、イスパニア船も来航禁止となっていました。
ポルトガルとの貿易がなくなったことで、日本と取引があるヨーロッパの国はオランダだけになりました 。
そのオランダも、1641年に商館が 出島 (でじま)に移され、限られた場所でのみ幕府と関係を持つようになりました。
(1)は、徳川家光の治世の中で、国内の勢力に対して厳しくあたった二つのできごとについてです。