高校日本史B
5分で解ける!江戸初期の政治9 家光の時代と初期外交3(第3問)に関する問題
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この動画の問題と解説
問題
一緒に解いてみよう
江戸初期の政治7・8(家光の時代と初期外交1・2)の確認テスト【正誤問題(○×問題)】
解説
これでわかる!
問題の解説授業
問題3
Aの文は、ポルトガル船の来航を禁止していたことは正しいです。
家光の時代に、長崎の出島で許可されていたのは、オランダ船との貿易 です。
中国船との貿易は行われていましたが、当初場所は限定されていませんでした。
家光の2代後、5代将軍徳川綱吉の時代に、唐人屋敷という場所に限定されました。
中国船の内容が、時期も場所も誤りであるため、Aは×です。
Bの文も、前半の「日本人の海外渡航の禁止」は正しい内容です。
しかし後半に出てくる 奉書船制度は、老中奉書を持っていない船の渡航を禁じる制度 です。
「渡航」なので、対象は外国から日本に来る(来航する)外国船ではなく、日本から海外に渡る(渡航する)日本船 です。
よってBも×となります。
ちょっと難しい問題だったかと思いますが、入試レベルになるとBのように、「奉書船制度」の中身までしっかりと覚えていることが求められてきます。
鎖国令は何回か出されていますが、それぞれ「いつ」「どんな内容か」をしっかりと押さえるようにしましょう。
徳川家光の時代に行われた外交政策の正誤を問う問題です。
単語の内容までしっかりと覚えていないと、難しい問題だったのではないでしょうか。