高校日本史B
5分でわかる!時請制度
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ポイント
寺請制度
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ポイントの解説授業
寺に民衆を把握させる寺請制度
この時代、 寺請制度 (てらうけせいど)が始まりました。
これは、要するに お寺に戸籍を作らせて、寺を通じて民衆を把握する 、という制度です。
当時は、お寺の数がとても多く、各村にいくつかの寺がある、というような状況だったので、寺に民衆を任せるのがとても効率的だったわけです。
寺請制度では、全ての民衆を檀家(だんか)として寺に登録させます。
そして登録した民衆に宗門改(しゅうもんあらため)という宗教調査を行い、宗旨人別帳(宗門改帳)(しゅうしにんべつちょう(しゅうもんあらためちょう))に記載しました。
つまり、 全ての民衆を戸籍に登録し、「○○さんはAという宗派、△△さんはBという宗派、……」と記載していった のです。
ちなみに、この宗門改は、当初は隠れキリシタンを見つけるためにも役立てられたようです。
今回は、3代将軍徳川家光の時代を中心とした、農民や大名の統制を見ていきましょう。