高校日本史B
5分でわかる!農民構成
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この動画の要点まとめ
ポイント
江戸時代の農民構成
これでわかる!
ポイントの解説授業
村の中心である本百姓と、村人をまとめる村方三役
農民のなかでもっとも一般的だったのは 本百姓 (ほんびゃくしょう)と呼ばれる自作農です。
自作農とは、自分で土地を持って耕作をしている農民のこと です。
その農民たちのなかでリーダー格だったのが 村方三役 (むらかたさんやく)と呼ばれる人々です。
この「村方」とは農村のことを指し、逆に都市部は「町方」と呼ばれていました。
村方三役を構成するのは、 名主 (なぬし/庄屋(しょうや)とも呼ばれる)、組頭(くみがしら)、百姓代(ひゃくしょうだい)という人たちです。
本百姓の下に、寄合に参加できない水呑百姓や名子・被官がいた
本百姓の下には、 自分では土地を所有せずに他人から借りて農作業する小作人 である 水呑百姓 (みずのみびゃくしょう)がいました。
さらに農民の最下層として、隷属民階級である名子・被官と呼ばれる人々がいました。
水呑百姓や名子・被官については、 検地帳に登録されておらず 、 寄合 (よりあい)という 村の会議にも参加できませんでした 。
なお、これらの人々はあくまで「農民の中での下層」です。
士農工商の下に置かれたえた・ひにんと呼ばれる人々はまた別に居た、ということを押さえておきましょう。
2つめのポイント、農民構成についてです。
江戸時代の人口の中で、一番多くいたのは農民です。
その 農民の中で、どのような階層があったのか 、ということについて見ていきましょう。